Barn works整備記録

需要がある人にはあるかもしれない納屋での整備記録

AF18 Dio 120cc化 エンジン始動

前回でエンジンは完成

さっそく車体に搭載

次に大陸チャンバーを着けたらステー位置とフランジが結構ズレてます…

フランジ側を基準に合わせるとケースに干渉…とまぁなかなか一筋縄ではいきません。

とりあえずクランクケースの丸印をした出っ張りを削ります。(画像は削った後)



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ステーも色々削りまくって長穴にしたりスペーサーつけたりでやっと付けられました。(ここら辺はチャンバーの個体差がありそう)

 

次に燃料タンク搭載 

純正タンクからの供給では追いつかなそうなので落下式にします。流用するタンクは「リモコンジョグ」これが絶妙に入り切って容量も文句ない

なおかつ安い最適なタンクです。

つーことで適当に搭載
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コレでキャブをつければとりあえず掛けられます。

 

ささっとキャブ装着


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思いの外キック一発でした(チャンバーがありえん爆音)

しかしなにしてもアイドリングが下がりませんね…

どうやらTM32キャブにキタコのハイスロはインナーの長さが短く引っ張り気味…

アウターをニッパーで切ってインナー長を稼いだら解消しました。

 

なんとなく当てずっぽうのセッティングでもわりかしそんなに外れていないようです。(メインジェット 205番のパイロット45番 針三段目)

心配していたコンロッドの接触異音などもなくイイカンジです。

 

つーことで何編かに渡ってまとめてきた組み立ては成功っぽいです。

 

ここから車体を仕上げていきますが、内容としてはAF35脚移植とかのありふれたカスタムを予定しています。

なので「作る工程をブログにまとめる価値は無いかな〜」と…

まぁ全体が完成次第、各種の仕様とかセッティングを簡単にまとめてブログに出そうと考えています。

その時までしばしお待ちを〜

 

 

 

 

 

AF18 Dio 120cc化 #6 エンジン編

前回で腰下組むための下準備は終了

つーことでインストーラーで引き込みました。

ジェネレーター側の穴が小さいので中々いい感じパイプが無いです。

アダプター探しだけでこんなに時間が掛かるなら、最初からKNさんのDio専用アダプターを買っとけば良かったと後悔してます。
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ライトを当て中から全周確認…光が漏れてこないので大丈夫っぽいです。

後ろ側をふと見るとヒビが…面だしさすがに甘すぎたか?補修しときます。(つなぎ目が黒いのは液体ガスケット)


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んでもってケースボルトが通る穴は貫通しているので、全てのボルトに一次圧縮が漏れないよう

銅ワッシャーと液体ガスケットを薄く塗っておきました。


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写真ではもうシリンダー乗ってますがオイルポンプの穴も市販の物で塞ぎます。

飛び出ないようにボルトナットとステーで止めます。
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後はクランクシールを打ち込んで

これでやっと腰下完成です…

 

つぎは腰上ですが、みんなそれぞれの持論があると思いますので、二次圧縮とかスキッシュとかポート加工とかポートタイミングとかを書くのは省きます。(ブログに残すほどの腕がなくて恥ずかしいので)

各々好きなように味付けしてください

てことで諸々やって装着
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シリンダーの高さがデカくなってるのでファンカバーがこのままだと付きません。


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切り刻んで


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仮で付けてある程度位置出しをして


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適当に余っていたストマジのファンカバーを素材のツナギとして利用、ハンダゴデで溶かして延長します。


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そして完成。(雑)

とまぁこんな感じで120エンジンの出来上がりです。

ポンポン組んでけるものじゃないので

時間が掛かりますね、楽しいから良いですけれども。

AF18 Dio 120cc化 #5 エンジン編

コンロッドとの接触を回避するために削りまくったクランクケースですが、かなり肉薄になってしまいました。

つーことでメタルパテを盛って合わせ面を延長していきます。(外国勢はそのまま組んでる人が多い)

まず適当なまな板を用意します。

マーキングして穴あけ
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このまな板を当板にしてメタルパテを持っていきます。

今回はGM8300を使用しました。


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ナットで固定してパテを盛ります

駆動側も適当なボルトで固定して同じく


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で完成 

剥がすのが早すぎて若干凸凹になってしまいました…しっかり硬化してから剥がした方が良いです。

次にペーパーで慣らして出来るだけ面を出します。(ガラスや定盤を使用したほうが良いです)

削りすぎない様に…慎重に……と、まぁやってみたもののある程度まではいけますが、盛った所を完全に面出しするのはかなり難しいです。

よって有識者の方からアドバイスを頂けたので紙のガスケットを作成してクランクケースに挟めます。

 

マーキングしてガスケットシートを切り抜き完成(くそ下手)


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今回はこんなところで

次回はやっっっと腰下が組めるはず…

 

 



AF18 Dio 120cc化 #4 エンジン編

#3でクランキングさせるための切削はほぼ終了

#4ではその他色々な箇所を削っていきます。

 

まずインテーク

小さいのでガンガン削ります…真ん中がポッキリ折れそうなのと底が貫通しそうなのでこんなもんにしました。ここの削り具合はお好みでどうぞ
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次にデカプーリーを入れるためにセルギア周辺が干渉するので削ります。(プーリーデカ過ぎたかも…)


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こんな感じに


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そしてクランクケースのベルトが当たりそうなトコも一応削ります。


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負圧取り出口も使う予定が無いので配管を削ります。

そんでM5のタップを立てて埋めました。


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つーことで削り編は終了です…(大変すぎ…)

次回#5では削りまくったおかげでクランクケースの合わせ目が危ういのでアルミパテで合わせ目を延長します。

 

 

 

AF18 Dio 120cc化 #3 エンジン編

 

#2で大まかなクランクケースの切削は終わりました。

今回はピストンがストロークする上で干渉する場所や各部のクリアランスを確認し、少しずつ削っていきます。


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クソ苦労してクランクケースに収まるようになったシリンダーをはめます。

ダミーベアリングをはめクランクにピストンも装着

 

まずシリンダースカートとクランクケースのクリアランスを確認

接触していたり、余りにも近いようだと要調整です。(ライトで照らして下から覗き込んだり大変)

次に手でクランクをゆっくり回転させ

・コンロッドとクランクケースのクリアランス

を確認


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個体差はあると思いますが、マーキングしたところが特にキツいです。結局あんなに気を使って削った駆動側ケースですが、後ろ側のボルト穴はある程度貫通させないとクリアランスを確保できませんでした。

 

次にフライホイール側も同様に確認と切削を繰り返します。(クソ疲れる)


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とそんなこんなで各部のクリアランスを執拗に確認して多分大丈夫(何となく適度には隙間が空いた気がする)となりました。

ここで一旦ホントにクランキング出来るのか両側にダミーベアリンを入れケースを合わせて確認しました。

画像を忘れましたが組む前には駆動系側のボルト穴を軽くタップで整えたほうが良いです。


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動画ではなく画像ですが問題なく回りました。

 

#3はこの辺で終わり

 

#4は細かなところを削っていきます。(今回ほぼ削りしか無い…)

 

 

 

 

 

 

AF18 Dio 120cc化 #2 エンジン編

前回はフライホイール側を削りました。

今回は駆動側ケースも同様に

ダミーベアリングをセット

クランクをさしてはみ出る外周をマーキング

ひたすら削る

を行います。
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ただ画像では分かりづらくなってしまっていますが、こちら側のケースにはネジ穴があります。なので出来るだけネジ穴を残して慎重に削っていいきます。

根性で切削

ということで駆動側のケースにもクランクが入るようになりました。

 

次の作業はシリンダーを装着するためにベースガスケットに添ってマーキングしクランクケースを削っていきます。

またノーマルのブースターポートではかなり小さいため真ん中の部分を大きく拡大します。


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上面のマーキングを定規などを使って下まで延長すると削りやすくてオススメです。

しかしやっていくと分かるんですが、シリンダーを装着するためにはベースガスケットのマーキングでは全然足りず、かなりスタッド付近を攻める必要があります。貫通しないよう注意しつつ攻めました。

 

#2はこんなもんでょうか

#3からはシリンダーを装着しクランキングが出来るように各部削っていきます。

 

AF18 Dio 120cc化 #1 エンジン編

結局アプリオでは飽き足らす。タイトルにもある通りDioの120を作っていきます。

国内でこの作業をまとめられているブログが少ないのでまとめようかなと(誰もこんなメンドイことやらない)まぁディープなトコロにこれから足を踏みいれようとしてる人には、役立つかもしれません。

先人の方々が残してくれたヒントと海外youtuberの情報をもとに作業していきます。

なのでこのかったるいブログを読むより、そっちの情報を血眼になって探したほうが正直早いです…

 

とにもかくにも前置きはこの位にして#1を進めていきます。

まず駆動系と給排気を一旦考えずにエンジン自体を作るにあたって用意したもの

・af27太軸エンジン

・52.6ミリクランク

・54ミリシリンダー

・オイルポンプメクラ(デカいクランクにはオイルポンプのギヤが切ってないため)

・各種ベアリングとオイルシールとガスケット

・金属パテ

こんなもんです。

各メーカーはアリエク又は個人輸入でお好みにどうぞ 

自分は今回クランクをTWH シリンダーをタイダで作っていこうと思います。

 

手な訳で作業開始

まずaf27エンジンをささっと分解

分解方法はネジ外してクランクを抜くだけです。(以降セパレーターやインストーラーなどの使い方は省きます)


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第1工程としてクランクケースにクランクが全く収まらないのでケースを削ります。

その下準備として分解したエンジンに付いていたクランクベアリングの内側と外側を削り「ダミーベアリング」を作ります。「ダミーベアリングとは」に関しては他サイトなどでまとめられているので書きません。

 

フライホイール側から作業していきます。


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クランクがどんだけハミ出てるのかダミーベアリングを使い確認


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マジックなどで外周をなぞり印をつけ、
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ひたすら削りましょう。

リューターでも高い刃を使えばゴリゴリに削れると思いますが、自分は高い刃を買うお金がないので、SK11から出てる六角軸ローターヤスリで粗削り行い各部細かい調整はリューター(クソ安い刃)で削りました。


つーことでボルト穴貫通上等でゴリゴリに削り倒します。クランクを回してみてクランクケースとコンロッド大端部にある程度のクリアランスが出るように、各部調整しましょう。



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で入りました。

 

と、まあ記事が長くなりダレそうなので#1はこんな感じてとりあえず締めます。

#2は駆動側ケースを削っていきます。