Barn works整備記録

需要がある人にはあるかもしれない納屋での整備記録

ピアジオチャオチューニング総括 最終章

本当は前回が最終章のつもりでした。

チャオを弄って喜んでいたのは2020年〜2021年位頃で、その後スッと熱が冷め納屋に放置されること2年。

友人が「コンビニマシン欲しい」ってんで譲った訳ですが、特殊な車両なので自分がアフタサービスをします。

 

いざ納車して数日後、すぐにヘッドがぶち抜けたらしく40キロ以上出ないとのこと。

ということで修理開始。

チャンバーを外し、ヘッドのナット数本を緩め、毎回クソイラつくデコンプワイヤーを外し分解します。サクッとヘッドが取れます。

どうせ外したらって事で400番と1000番の耐水ペーパーで面研しちゃいます。ホントは何ミリ削ったかとか、削った後の圧縮を測定しないといけないんですが。

まぁカバいので感覚で行きます。

サクッと組み立て完了。これで高圧縮化完了(あんまり削り過ぎると、ピストンに穴が空くのでほどほどに)

お次は高圧縮化に伴って吸気系も強化。

これはとっても簡単。ノコギリでもドリルでも良いので、自分の思いのままにエアクリを破壊しましょう。これでより多くの空気をエンジンに取り込めます。多く空気を取り込んだ分燃料も多くブチ込む必要があるので、メインジェットを58番から66番へ上げました。


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さっそく試走

結果

メーターの針が余裕でなんの表記もないとこまで振れました。(何キロかは想像におまかせ)

さらに長い直線があればもっと伸びそうな予感がしますが、多分ピストンが抜けるのでやめときました。低速も人力アシストが要らない位力強いです。これがチャオチューニングの1つのゴールとも言える素晴らしい性能です。

 

ということでつい先日、数年に渡って引き伸びた私のピアジオチャオチューニングは終了。

ここまで長々と綴ってきましたが、単純な構造なゆえにトータルバランスの大切さをより強く思い知らされるマシンでした。